プロペシアの耐性
プロペシアのように、長期に渡って服用することが原則の医薬品の場合、気になるのは「耐性」です。
医薬品における耐性とは、長期間同じ薬を服用するうちに、体内で薬剤に対する抵抗力がついてしまい、薬剤の効果が徐々に薄れていってしまうことを言います。
最初の頃はよく効いたのに、最近はあまり効果がなくなった、などという現象は耐性がついた証拠です。
耐性は、日常的に服用している薬品ほどつきやすいものですが、では、毎日服用することが原則であるプロペシアにも耐性はあるのでしょうか?
プロペシアの耐性は賛否両論
プロペシアの耐性については、使用者の間で意見が二つにわかれています。
耐性があると答えた人からは、
- 数年使い続けたら毛の量が増えなくなった
- 毎日同じ薬を飲み続けていれば、体が薬に慣れるのは当然のこと
といった意見が出ています。
実際に効果の薄れを実感した人がいるという事実は無視することはできません。
一方、耐性はないと主張する人は、
- 医学的根拠がない
- 実際に数年間服用しているが、最初の頃と変わらず効果がある
など、こちらも実際の体験談から耐性がないと答えています。
どちらが正しいのか?これについては、販売元のメルク社や萬有製薬から公式な説明が出ていないので、断定することはできません。
現時点での有力な説としては「増毛効果が薄れているので耐性がついたと認識されているのではないか」という主張です。
本来、プロペシアの主成分であるフィナステリドは、AGAにおける脱毛の要因となっているジヒドロテストステロン(DHT)の生成に関わっている5α-リダクターゼの作用を阻害する効果を持つ成分です。
発毛してもすぐに抜け落ちてしまう毛髪の成長を促し、太くて長さのある髪を育て上げることができます。
そのため、プロペシアを服用して数年までは、髪が生えてきたように見えるのです。
しかし、プロペシアには毛根自体を増やす効能はないため、数年後、現在ある毛根から髪が生え揃ってしまうと、それ以上増毛することはありません。
よって、「これまで順調に増えてきたのに、最近増毛効果が薄れたのは耐性がついたせいだ」と考えるのは早計であると言えます。