プロペシアとは
プロペシアとは、AGA(男性型脱毛症)治療薬としてFDA(アメリカ食品医薬品局)から認可を受けている成分「フィナステリド」を主成分とした抜け毛防止薬です。
現在では世界60ヶ国以上で承認され、日本でも1年間の臨床試験を経て2005年10月に厚生労働省に認可され、2ヵ月後の同年12月に発売となりました。
以降、AGAに効果的な治療法として、医療機関などで処方される代表的な育毛剤のひとつとなっています。
プロペシアの歴史
プロペシアの主成分であるフィナステリドは、もとは前立腺肥大症や前立腺がんに対して処方される薬として1991年に開発がはじまりました。
翌年の1992年に前立腺肥大の治療薬「プロスカー」として認可され、発売に至りましたが、その後の研究により、1mg用量で服用した際、AGA患者に毛髪の成長が見られることが判明しました。
そのため、1997年12月にはFDAにAGA治療薬として正式に認可されるにいたり、現在ではAGAに悩む多くの患者に処方されています。
プロペシアの効果
プロペシアに含まれるフィナステリドは抗アンドロゲン薬の一種です。
アンドロゲンとは男性ホルモンのことで、数あるAGAリスクの中でも主原因のひとつと指摘されています。
AGAにおける抜け毛のもとはジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンの一種です。
DHTは、同じく男性ホルモンのひとつであるテストステロンが、5α-リダクターゼという酵素の働きによって変換されたものです。
研究結果によると、このDHTの血中濃度が高いほど、AGAの症状は進行し、悪化の一途をたどります。
フィナステリドは、DHT発生の原因である5α-リダクターゼの活動を阻害することで、AGAにおける抜け毛症状を防ぐ効果を持っています。
実際、プロペシアを服用した人の98%がAGAの進行停止を実感しています。
さらに、日本国内の臨床試験では髪の増量を体感した人も多く、半年間の継続使用では48%、1年では58%、2年では68%、3年では78%の人に増毛の傾向が見られたという結果が出ています。
プロペシアの副作用
プロペシアの効果は絶大ですが、そのぶん副作用のリスクも発生します。
ただし、発生率自体は極めて少なく、国内臨床試験時では、全体の5%程度に軽微な副作用が認められただけに留まっています。
正しい用法・用量で服用する分にはほとんど問題はないと言って差し支えないでしょう。
症状としては、胃部不快感や性欲減退などが代表的です。
プロペシアとミノキシジルの併用
プロペシアは、単体でもAGA治療薬として高い効果を発揮しますが、ミノキシジルという発毛剤を同時に使用すると、さらにAGA治療に有効であることがわかっています。
ミノキシジルはフィナステリド同様、FDAから正式に認可されている成分で、商品名としてはロゲインやリアップなどが有名です。