病院でのAGA治療
その昔、AGA(男性型脱毛症)の治療は民間の育毛剤などによる治療が主流となっており、病院でAGAを治療するという概念自体がほとんど普及していませんでした。
しかし、前立腺肥大の治療のために開発されたフィナステリドが、AGAの症状改善に有効であると立証され、1997年にFDA(アメリカ食品医薬品局)から認可されたのを皮切りに、世界中の医療機関でAGA治療が広まっていきました。
日本でも、2005年にフィナステリドが厚生労働省によって承認されたことにより、フィナステリド含有のAGA治療薬プロペシアを病院で処方することが可能になりました。
プロペシアはAGAの症状改善に高い効果を発揮するため、現在では、プロペシアの処方を受けるために、多くのAGA患者が医療機関での治療を行うようになっています。
病院でのAGA治療の流れ
1.カウンセリング
病院にてはじめてAGA治療を行う場合、まずは医師によるカウンセリングが行われます。
薄毛が気になりだした時期や、現在の生活習慣、直系家族にAGAの人がいるかどうか(遺伝調査)など、治療に必要と思われる情報を患者から聞き出します。
治療によってどこまでの改善を望むかなど、患者の要望も尋ねられます。
2.頭皮の状態チェック
頭皮の現状をチェックすることで、AGAの進行具合や髪質の状態を見極めます。
人によっては、男性ホルモンの作用が主原因であるAGAではなく、皮脂の過剰分泌による脂漏性脱毛症やストレスによる円形脱毛症だったりするため、現在の薄毛の原因がどこにあるのかを調べます。
3.薬剤の処方
診断の結果によっては、プロペシアが処方されます。
プロペシアはAGAの脱毛因子である男性ホルモン「ジヒドロテストステロン」の生成に関わる5α-リダクターゼの働きを阻害し、抜け毛を防止する効果を持つ医薬品です。
1日1錠、毎日服用することによって、高確率でAGAによる抜け毛症状が改善され、長さや太さなどの髪質も向上します。
日本国内ではプロペシアは処方箋が必要な医薬品として扱われているため、プロペシアを入手しようと思ったら、病院での診療が必須です。
4.定期的な診察
AGAは一朝一夕で改善される症状ではありません。
プロペシアも、毎日継続的に服用することによって効果を発揮する医薬品なので、病院での定期検診は欠かせません。
頭皮の状態が改善されているか、育毛効果が見られるかなど、その都度チェックし、的確なアドバイスをもらえるので、必ず通院するようにしましょう。